猪木と大滝詠一

去年の暮れに突然、この世を去った音楽家・大滝詠一氏は

 

『GO! GO! NIAGARA』というアルバムの中で

 

アントニオ猪木に「Cobra Twist」という曲を捧げている。

 

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ライナーノーツの中にはDedicationという表記で、

 

アントニオ猪木、ムハマッド・アリ」と書かれてあるのだ。

 

楽曲はわずか1分41秒。

 

もちろん、大滝氏のことだから、直接的に試合のことを歌ったものではない。

 

ただ、アルバムが作られたのは、

 

猪木VSアリ戦が行われたのと同じ1976年だから、

 

何かしらインスピレーションを与えたに違いない(録音は試合の2か月後の8月スタート)。

 

1976年の猪木は、

 

ボクサーや柔道家たちと闘う

 

「格闘技世界一決定戦」

 

という作品をスタートさせたわけだが、

 

「1976年の大滝詠一」はと言えば

 

自身が立ち上げたナイアガラ・レーベルを日本コロムビアに移籍した年であり、

 

他にも『Niagara Triangle vol.1』という傑作を生み出している(コロムビアとは年に3枚という契約があったという噂)。

 

猪木がプロレス最強の証明に情熱を燃やしたのと同じ頃、

 

大滝氏が福生の45スタジオで作り上げた音楽である。

 

合掌。